今回は支柱についてです。
上に高く伸びる野菜が倒れたり、折れたりするのを防ぐために
します。
まず一番気になるのが支柱の長さです。
それぞれの野菜の伸び方で変わってきます。
詳細は以下です。
トマト | 180cm |
きゅうり | 180cm |
ピーマン | 150cm |
なす | 150cm |
オクラ | 150cm |
今回は、一番最初に紹介した、この時期に初心者が育てるにあたって
おすすめの野菜について説明しています。
その他の野菜についてはまた機会があれば紹介していきたいと思います。
つぎに、支柱の立て方です。
支柱の立て方
支柱には仮支柱と本支柱があります。
仮支柱は植えつけたばかりの苗に添える
短い支柱です。
本支柱は、ある程度草丈が伸びてきたら
立てます。
仮支柱は、よほど苗がひょろひょろと頼りなかったり、
台風が近づいてきているということがなければなくても
大丈夫と思います。
気になる方は立ててあげましょう。
仮支柱の立て方
60~70㎝の細い支柱を株に対して
斜め45度ぐらいの角度でさして、
苗を紐で支柱に縛ります。
紐の結び方
麻ひもを苗にひっかけた後
何度か交差して、8の字になるように支柱に
くくりつけます。
このとき、きつくなり過ぎて苗に負担が
かからないようにあそびを持たせます。
(以下同様にして苗を支柱に固定していきます。)
下の写真を参考に
本支柱の立て方
草丈が20cm以上になってきたら立てます。
色々な立て方があります。
<直立式>
株から10㎝ぐらい離れたところに1本立てます。
ピーマン、オクラ、ナスなど。
<ピラミッド式>
同じく10㎝~15㎝株から離れたところに3本立てる。
このとき、正三角形になるような間隔で。
最後に、てっぺんを寄せてピラミッド状になるように
紐で固定する。
立て終わったら、苗を誘引する。
トマト、ミニトマトなどに適している。
<あんどん仕立て>
正方形状に4本の支柱を均等にたてる。
支柱一本ずつに麻ひもをⅠ~2周からませ支柱を囲うようにぐるりと麻ひもをしばる。
小学校で朝顔用に使うプランターの支柱のイメージ。
一番下の麻ひもは鉢の高さぐらいの低い位置で紐をかける。
トマト、ミニトマト、すいかなど重たい実物に適している。
<スクリーン仕立て>
1.キュウリなど長細いコンテナに植えた場合。
15㎝前後の間隔で3,4本支柱を立てる。
2.さらに横向きに先ほど立てた支柱と直角になるように
短い支柱を30~40㎝の間隔で渡し、ひもで固定する。
3.苗を誘引する。
4.ネットをはる。
先ほどの支柱にねっとを結びつける。
10㎝角ぐらいのネットが使いやすい。
5.時々、茎やつるを上手く誘引する。
きゅうりなどつる性の野菜に適している。
次回は、それぞれの野菜のお手入れの仕方です。
~ここらで、ちょっとひといき~
お家で野菜を育ててみたいという方には言うまでもないことですが、
みなさん自分で野菜を育てだすと本当に野菜ちゃんが可愛くなってくる事と思います。
毎日、観察したり、手入れしたり、虫を取り除いたりしていれば当たり前の事なんですけどね、
やはり、目をかけて育てた野菜は美味しくなるらしいですよ~。
しゃべらないけど、ちゃ~んと感じとっているんでしょうかね。
実際あまり好きじゃない野菜を育てた場合と大好きな野菜とでは同じように見回り
していても育ち方に差が出ることが確認されているようです。
私たち人間でも、相手に嫌われてるなって感じるのとおなじように、野菜も
敏感にトゲトゲした感情や、温かい気持ちを感じとっているだなんて、
けなげです。
なので、家族みんなでお世話する場合、やはり家族みんなが好きな野菜を育てると
いいのかもしれませんね。
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