さて、前回まではより手軽に虫や病気対策できるように、市販の物を
ご紹介しました。
今回は、少し時間がある方や、完璧さより自分で育てる
過程をより楽しみたい方におすすめの物や方法を説明していきたいと思います。
簡単な方法から順に
家にあるもので試してみよう!!
牛乳
原液か水で2倍に薄めたものを与える。
アブラムシなどを牛乳の膜につつまれて窒息させる。
<与え方>
ジョウロで丁寧にかけるか、霧吹きで与える。
葉の裏まで念入りに撒布する。
注意点
天気の良い日にあげると効果が高い。
また、しばらくおいたら牛乳が残らないように
水できれいに流しておくのを忘れないようにしましょう。
ジョウロや霧吹きもきれいに洗いましょう。
木酢液(もくさくえき)で手軽に
木酢液とは、木材を焼くときに発生する水蒸気などを液体にしたもので、
天然のものですが、木材のみで抽出したものかどうか、品質に注意した方が
良い場合もあるそうです。
ホームセンターから100円ショップまで取り扱いがあります。
私は、産地直売所で買った手作りっぽいものを使っています。
50~100倍に水で薄めたものを与える。
健康であれば週1~2回ジョウロで水やりの代わりにあげる。
念入りにしたいときは、霧吹きで葉の裏まで撒布する。
防虫効果と殺菌効果がある。
天然素材で防虫殺菌薬を作ろう
それほど分量にこだわらなくても、ニンニクやトウガラシを
焼酎やお酢(米酢でよい)などで漬け込んだものでよい。
原液だと、野菜まで疲れさせるので2~3倍に薄めて使用する。
例1:鷹の爪(とうがらし)一袋+お酢 1瓶
使いかけのお酢の瓶に直接とうがらしを詰め込み、1週間ほど置けば完成です。
例2:焼酎に漬け込んだニンニクやトウガラシを2~3週間漬け込んで、
仕上げに木酢液をたせば万能。
自分で調合してお気に入りの配合を探しても楽しいですね。
コンパニオンプランツを植える
コンパニオンプランツとは、育てる野菜と相性がよく、さらに虫よけになる
ハーブ類や、香りの強い野菜を一緒の鉢に植えて効果を得る方法です。
初心者には、ちょっと大変かもしれませんので簡単に紹介しておきます。
相性のよい組み合わせ
トマト⇔バジル、ネギ、ニラ
きゅうり⇔オレガノ、長ネギ、ニラ
ピーマン⇔ニラ
トマトにバジルは食べるときにも相性のよい組み合わせなので最もおすすめですね。
あとは、プランターでの栽培なので、場所をあまりとらないネギやニラは
取り入れやすいですし便利です。
この他にも、色々な方法がありますがあまり紹介しすぎると、迷うばかりなのでこれぐらいに
しておきます。
以上、ナチュラル防虫&殺菌剤についてでした。